旅の目的:オリジナル商品の写真撮影
滞在期間:3日
今回、撮りたい商品写真は
アンモナイトとモルタルの時計なので
その雰囲気に合わせた場所のイメージを伝え
おそらくここならと「魚津ヶ崎」へ
連れてきてもらいました
●長崎県五島市岐宿町1234-1
●ゲストハウスCananから約15km
●所要時間:車で約30分
例のごとく野茂商船の太古丸
23:45分に福岡、築港を出発し朝の8:15分到着
8時間の船旅です
魚津ヶ崎(ぎょうがさき)は
遣唐使が立ち寄った地として有名です
そして五島、福江島でキャンプ場といえばココ
隣には海水浴場があり、最高のロケーションです
さぁ写真撮影…とその前に
近場にお食事処はありませんので
途中のショッピングモールでお弁当を購入し腹ごしらえ
さて…キャンプ場や遣唐使は確かに有名です
が、石を仕事にしているわたしとしては
ここのこの不思議な穴ぽこに
ぜひ注目してほしい
この魚津ヶ崎の海岸線は
見ての通り火山岩で出来ています
五島のシンボル「鬼岳」を中心とした火山帯の
最古の噴火は500万年前
最新は5万年前くらいだそうです
この海岸線は
城岳の噴火で出来たのでしょうか?
そしてこの穴ぽこはどうやって出来たのか
例えば生き物が筋を作ったり
火山岩のくぼみに小さな小石が入り
波で転がってコロコロ
気の遠くなるような長い年月
コロコロと転がりつづけて穴を少しづつ削り
なめらかな球状の穴ぼこが出来る
上の写真は見事なハチの巣上になっていますが
これは「タフォニ」と言われる風化作用で出来た穴
波をかぶった岩の中で海水中の塩が結晶し
その結晶の圧力が岩にヒビを作り、また波をかぶって結晶して…
と、それを延々と繰り返すことで
この形になったとされています
もちろん現在進行形です
ということで写真撮影も無事終了しました
うまく表現できませんが…
アンモナイトが悠久の時間をかけて
石になったように
魚津ヶ崎のこの海岸線もまた
気の遠くなるような時間をかけて
今わたしたちが見てる
この形になったわけです
いろんな意味で
うまいこと溶け合いました
ということでベストなロケーション
本来の楽しみ方とは違いますが
旅のカタチは人それぞれということで
たくさんの楽しみ方が
見つかるといいなと思います
あ!そういえば忘れていました
隣は海水浴場があり
そのまた隣には小さなビーチがあります
次はここに泳ぎにこよう!
魚津ヶ崎公園HP ➡ here
長崎県五島市幸町7-1
Saiwaimachi7-1
goto-shi,nagasaki,JP
853-0004
☎ 0959-88-9600